ドイツ・アルペン街道

ドイツの南側、スイスやオーストリアとの国境にほど近い
アルプス山脈付近に点在する街をつなぐのがアルペン街道だ。

ボーデン湖のほとりに浮かぶ小島リンダウ。
湖の対岸は、左側がオーストリア、右側がスイス。
3国の国旗をかかげたフェリーが行き交っている。
湖は結構デカイ。というか横に長い。

上の写真の灯台付近から。
せっかくのリゾート地なのに、雨は降るわ、寒いわ、風は強いわ
で散々だったのでせめてお花を入れて撮ってみた。

こっちはオーストリアとの国境に近いミッテンヴァルト。

ロープウェイで山に登ってみた。

ドイツっておもしろい。

今回、初めてドイツを訪れて感じた事など。

●ドイツ人ってなんてやさしいの！
まず、身にしみて感じたのは人々のやさしさです。
困ってると誰かが必ず助けてくれます。
一日に、４〜５人は街を歩いている人などに声をかけましたが、
みなさん英語力は、普通の日本人よりも少しいいぐらいな感じ。
でも、英語ができなくても頑張って話そうとしてくれます。
アジア人への偏見も感じなかった。基本的に、話好きなのかも。
本当に、日本人はもっともっとあたたかい心とゆとりを持つべきです。

●ドイツ人ってきっと真面目なんだろうな。日本人と気が合いそう
きっちり信号を守る人が多かったです。
電車もだいたい時間通り。しかも、システムがすごく分かりやすくて
交通機関は大変使いやすかったです。
みんな日曜や祝日には外に出ないようで、街はがら〜んとしてます。
とわいえ、昼間からビールは飲んでるし、祭りにははっちゃける。
リットルや㎞などの単位が日本と同じなのもうれしいし、親近感が湧きます。
エスカレーターは右側寄りです。でも、歩いてるひとはほとんどいない。

●車と自転車
タクシーがベンツ。特に新型車は乗り心地よすぎ。
アウトバーン（高速道路）では１５０㎞で走っても
ビュンビュン車に追い抜かれますが（雨でもスピード落とさない）、
町中では歩行者優先の、とってもやさしい運転をします。
でも自転車は猛スピード。自転車レ−ンが歩道にあることが多かったけど
心して歩かないようにしないと危ないです。

●ビールと食事
ビールとプレッツェルについては別で書きますが、
ドイツ料理って、すべてがビールのつまみなんじゃないだろうかと
いうくらい大味で濃い。そして大盛り！
町中のカフェで出てくるパフェも大盛り。

結構お米を食べれたのが意外でした。カリフォルニア米みたいな長粒子だけど。
アジア料理に関しては、中華料理はあまりおいしいところに当たりませんでした。
そのかわり、タイ料理がおいしい。たぶん、お米が合うんだろうな。

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ライン川周辺の街など

マインツから、ライン川周辺の都市を電車でいくつか回りました。
電車はライン川に沿って走っているので景色も抜群。
広々としたぶどう畑の間にぽつぽつと
建っているなんだか暗い雰囲気の古めかしいお城とか
小さな街を、電車はずんずん通り過ぎていきます。

最高時速300㎞のICEだと、本当にあっというま。
車内で無線LANもできるようで、各車両の中心にはかなり広めのテーブルと
電源ジャックがついてます

この時期、朝は寒くて冬用のコートを着ている人もいるぐらい。
でも、日が出てくると夕方までは気温があがり、
半袖の人も多いです。なかにはノースリーブの人も。
そんななか、朝から半袖の元気なおじさんをよく見かけますが、
みんなどっしりとした体型の人ばかりということに気がついた。
年中半袖のホンジャマカの石塚みたいなことかね。

マインツ

大聖堂。私はここよりも、聖シュテファン教会が気に入りました。
ここにはシャガールのステンドグラスがあり、
教会の中に入ると、ふわりと青い光に包まれます。

一応、印刷関係の仕事にかかわっているので、
印刷を発明したグーデンベルクの博物館も興味があったけど、
休館日で入れなくて残念でした。


コブレンツ

ライン川と、モーゼル川が合流して、モーゼル川が消えるポイントです。
半日でバス、リフト、フェリー、タクシーを乗り継ぎ取材地をめぐり、
まさに立ち寄っただけでした。


ボン

ベートーベン一色の街でした。
彼の生家には、デスマスクが展示してあり、
そのレプリカがお土産になっていたけど、
誰が何の為に買うんだろうか。
西ドイツの首都だったというだけあり、大きな街でした。


ケルン

駅前が大聖堂（笑）。

正面から見るとこんな感じ。デカイ。


塔に登ってみたんですが、延々と続く螺旋階段に気が狂いそうになった。
お年寄りも登ってたんだけど、たどりつけたか心配です。

今度は、ワイン巡りをしながらゆっくり他の街にも行ってみたいな。

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プレッェルがいっぱい！

どの街でも、歩いているとパンのいい香りがどこからともなく漂ってくる。
いたるところにパン屋があるのだ。
中でも、プレッツェルの看板が特に目につく。
たいてのパン屋にはプレッツェル常備。専門店もある。
要するに、街中だいたいどこでもプレッツェルが買えるのだ。

ドアの取手ももプレッツェル（ウルムにて）。

町なかのモザイクタイルもプレッツェル（フライブルグにて）。

どんだけプレッツェル好きなんだ・・という感じですが。

ドイツのプレッツェルは、手のひら大ほどの大きさがあり、
手軽に歩き食べができるパンという感じです。
でも、岩塩がしっかりまぶしてあるのでかなりしょっぱい！
これはまたしてもビールのつまみフードのようです。

私はこれまで、プレッツェルといえばアメリカのふんわりした
まるでドーナツみたいな甘いソフトプレッツェルと、
もっと小さくて硬いお菓子感覚のプレッツェル（ブッシュ大統領がのどにつまらせたやつ）
しか知らなかったので、ドイツでのこのデカさ、しょっぱさと、
さらに人気具合にはビックリです。

どっちかというと、ドイツといえばバームクーヘンだと思ってたのに。
バームクーヘンなんて1回も見なかったです。
（どうやらある地方の銘菓らしい）


プレッツェルがどうして誕生したかには諸説あるようですが、
少なくともドイツでは、プレッツェルのマークは昔から
パン屋のトレードマークだったようです。

ウルムにパンのミュージアムがあるのですが、
そこでプレッツェルの形の看板がいっぱい見られます。

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気に入った街など

もっとゆっくり滞在したかった３つの街。
写真がとり足りなく感じました。

ミュンヘンはオクトーバーフェスト真っ最中の土日でマリエン広場は大混雑。
思ったより落ち着いた雰囲気の街だったのでのんびりしに行きたいです。


ウルムはドナウ川が流れるこぢんまりしたかわいい街でした。
アインシュタインがこの街の出身者らしいです。


フライブルグは、丁寧なモザイクが敷き詰められ、
町中に水路が流れる非常に美しい街でした。

大聖堂のステンドグラスもかわいかったです。

ドイツビール

基本的に、ドイツのビールはモルツとホップと水だけでできているそうで、
飲み口は非常に軽いです。
しかも、行く町々でビールの味がちがうので、
機会があればとりあえず店で飲み、ホテルの部屋へ戻ってからも、
ほぼ毎晩ひとりで晩酌してました。
売られている瓶ビールもその街で作ったものばかりでした。
ケルン（左上）、フライブルグ（右上）、ウルム（左下）。

右下はちょっと変わってて、ラドラーというビールのレモネード割りです。
アルコール度数は2.5％ぐらいで、炭酸が抜けたシャンディーガフといった感じ。
ドイツでは飲酒は１６歳からOK。
もしかしたら、子供のときからこういったもので訓練してるのかもしれません。

そして、ビールといえば、年に一度のビールの祭典
オクトーバーフェスト！

土曜日だったので、会場だけでなくミュンヘン中がものすごい人。
会場は、仮設のでっかいテントや遊園地が建っていてかなり広い！

……観覧車もドイツ風。でも高速。

そしてごったがえす人は、ほとんどみんな酔っぱらい。
道ばたで半死体と化している人、奇声をあげるひと、ゲロ吐いてる人・・・。
女の子は、バイエルンの民族衣装を身に着けていますが、
それが最近はミニスカートのものが流行っているらしく、
まるっきりコスプレチック。
えーと、アンナミラーズの制服を着てるみたいな感じです。
日本で言えば、ミニ丈の浴衣が流行ったみたいなもんなのかしらね。

会場でビールを飲むには、テントに入らなくてはなりません。
そのテントも入場待ちで人が入口に押し寄せてます。扉はなかなか開きません。
ビールは1リットルジョッキのみ。そこらじゅうで豪腕のおばちゃんが
積み重ねたジョッキを急ぎ足で運んでいます。すごすぎ。

これは定番のおみやげクッキー。
「愛してる」とか書いてあって、地元の男性が、女子に買ってあげるもんなんだそうですよ。
私は首からかけたくて、自分で買いましたけど。
おのぼりさん状態です。

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